研修で学んだことの定着化を図る

 

研修でどれだけ深い気づきがあったり、使えるノウハウを学んでも、

通常時間がたてば忘れてしまいがちです。

研修での効果を無駄にしないために、「現場での定着」をどう図っていくかが、

非常に重要なポイントとなります。

具体的な定着のための施策を今回はいくつかご紹介したいと思います。

 

定着化は、いかに学習したポイントを実践し続けるかといった継続性が重要です。

つまり、継続できる仕組みを受講者自身と組織側からつくりあげることが求められます。

 

<受講者自身がやるべきこと>

○学習ポイントを日々チェックする

  ⇒(例)日報で活用する、ポイントまとめた用紙を手帳に貼るなど

 

○実践した効果を振返る

  ⇒(例)上司など他者に対する報連相による結果や変化の検証など

 

<組織側でやるべきこと>

○定期的に振返りメッセージを発信する

  ⇒(例)受講者対象への振返りメールなど

 

○実践効果を報告してもらう

  ⇒(例)実践レポートの提出、フォロー研修など

 

上記にあげた項目は即効性があるものではありませんが、

このような地道な作業の繰り返しが、現場への定着化につながっていきます。

 

人は活用を意識するだけだと、なかなか継続ができません。

なので、何らかの仕組みを自分や組織に取り込むことが効果の継続性を

持たせるための重要な支えとなります。

 

研修のゴールは能力を高め、仕事でよりよい成果を出すことです。

定着化をテーマにそのゴールに向かってできることを地道に実践していきましょう。