研修開発のケース①コミュニケーション研修のコンテンツ開発

前回、コミュニケーション研修のテーマについて整理しましたが、
テーマが決定したら、研修の中身(コンテンツ)を開発していきます。

コンテンツを作成する際には、テーマに応じてどのような要素が必要なのか、
どんな形式で進めていくのか、どれくらい時間配分をしていけばいいのかを
十分に考慮することが重要です。

 
下記の開発プロセスに沿って、研修のコンテンツを考えていきます。
 
①コンテンツの洗い出し
 
⇒どんなコンテンツが必要なのかを一旦すべて洗い出します。
 
②形式の決定
 
⇒講義形式、個人ワーク、グループディスカッション、全体討議、ゲームなど
最適な形式を決めます。
 
③プロセスと時間配分
 
⇒コンテンツの形式とテーマとの関連性を見ながら、優先順位をつけ、
全体の時間配分、プロセスを設計します。
 
④アウトプットの整理
 
⇒ワークシートへの記入や口頭による共有など各コンテンツごとに
最終的な落とし所を決めます。
 
参考にコミュニケーション研修を設計をした場合のプログラム案は下記に記載します。
(7時間で20名の若手社員を想定)
 
■研修の目的・アイスブレイク(私のコミュニケーションの課題)
■コミュニケーションとは何か(講義)
■ワークショップ①コミュニケーションに必要な言葉と行為
■ワークショップ②現状のコミュニケーションの課題
■コミュニケーションスキル①話の聞き方(講義・ロールプレイング)
■コミュニケーションスキル②話の伝え方(講義・ロールプレイング)
■現場の活用のためのアクションプラン(ワークシート)
■研修のまとめ
 
コミュニケーション研修では、コミュニケーションの重要性を伝える講義と
それを体感するためのロールプレイングやワークショップを交えながら、
設計することがポイントです。
箇条書きでも結構ですので、研修プログラム案を作ってみましょう。