研修では、新しい知識・ノウハウを習得する印象が強いと思われますが、
自分自身の経験・知識を棚卸しし、整理する場としても意味があります。
改めて基本に立ち返り、自分の課題や成長を認識することもできます。
その仕事の基本のひとつであるPDCAについて今回は考えていきます。
PDCAは新入社員研修でも頻繁に取り上げられるコンテンツで、仕事の成果を
継続して高めていくためのサイクルとして活用されています。
重要性はわかっていても、十分に実践できているかという点から言えば、
できてないことが多々あるのではないでしょうか。
P・D・C・Aそれぞれについてシンプルにポイント整理してみました。
<PLAN>
(あり方)目的を具体的にし、適切な段取りを組むこと
(やり方)ゴールの設定、タスクの洗出し、優先順位付け、期限の設定
<DO>
(あり方)計画をやり切ることへのコミットメントとモチベーションを保つこと
(やり方)スケジュールの確認、タスク実行時間の厳守
<CHECK>
(あり方)問題意識を持って、目標とのギャップを認識すること
(やり方)自己の振り返り、ホウレンソウによる振り返り
<ACTION>
(あり方)改善点を把握し、具体策を次の計画に反映させること
(やり方)原因の分析、解決策の立案
このプロセスを、どの仕事においても意識しながら、
繰り返し実践することが大事です。
PLANが得意だが、DOが苦手であったり、もしくは、DOはしっかりやるが、
ACTIONができていないといった具合に人によって注力すべきポイントも
違ってきます。
これから新入社員が入ってくる部門にいらっしゃる方もの多いと思います。
仕事の基本を改めて確認し、自分で実践しながら新入社員を迎えましょう。