フォロー研修を効果的にするために

業務の振り返りを行うためや研修の定着を図るために
フォロー研修を実施することがあります。例えば、新入社員が1年たった後に受ける
新入社員フォロー研修や3年目フォロー研修、研修で学んだスキルの復習のために
実施するビジネススキル系のフォロー研修などがあります。
 
今回は効果的なフォロー研修を実施するためにどのようなポイントを
押さえなければならないかを考えていきましょう。
 
まず、フォロー研修の目的はなんでしょうか。
その主な目的として考えられるのは、
「振り返りを通じて自分の課題を発見し、その対策を考える」
ではないでしょうか。もちろん、学習内容の復習や本来の役割の確認なども
含まれますが、業務の振り返りやスキル習得の検証にせよ課題を解決することが
主なテーマになります。
 
つまり、フォロー研修では、研修内容に応じてしっかりと課題を認識し、
効果的な解決策を見出す必要があるということです。そのためには、
通常の課題解決の流れと同様に
◯事実を把握すること
  (実践内容の確認)
◯あるべき姿やゴールを明確にすること
  (スキルの復習や役割の確認)
◯新たな課題設定と解決策
  (今後のアクションプランの立案)
が最低限必要な内容となります。
 
フォロー研修では、実践の振り返りが含まれますので、
どれくらい実践が困難なのか、具体的に何が問題なのかといった観点で、
体験を通じた深い気付きがあることが大きな効果となります。
 
ただし、実践をしていなければただの復習だけになってしまうので、
特にビジネススキル系のフォロー研修では、効果を高めるために
受講者には現場での実践を十分に促しておくようにしましょう。