ミッション(mission)とビジョン(vision)とバリュー(value)の違いと定義

  企業戦略を描く場合や、会社としての姿勢・行動を見直したり、 組織課題を解決する際に考えるべき視点として使われるのが、   「ミッション」と「ビジョン」と「バリュー」という言葉です。   この3つの言葉には様々な表現の仕方があります。また、その定義も様々です。     例えば、このように訳されていることがよくあります。   ミッション ⇒ 使命、目的、役割、存在意義など ビジョン ⇒ 目標、夢、志、方向性など バリュー ⇒ 価値観、あり方、姿勢など   このように様々な定義があるために、企業や人によって、独自の解釈で決められています。   マネジメント研修や事業戦略研修では、もっとわかりやすく区別するために   「社会」と「組織」   「WILL(意思)/結果」と「MUST(義務)/プロセス」   という2つの軸で4つの領域(マトリクス)に分けて考えるようにしています。       その組織や人が ①「実現したいこと」=「社会」×「WILL」 (社会に対してこうしたいという目的) ②「なりたい姿」 =「組織」×「WILL」   (組織としてこうなりたいという状態) ③「あるべき姿」 =「組織」×「MUST」  (組織としてこうあるべきという姿勢) ④「やるべきこと」=「社会」×「MUST」 (社会に対してやらなければならない活動)   と分けるとするならば、   ①ミッション ②ビジョン ③バリュー ④事業内容 と言い換えることができます。   組織の現状と未来像を十分に分析、整理して、言葉化することが大切です。 自社のミッション、ビジョン、バリューを考えるときの参考にしてください。   株式会社エンターイノベーション 山本直人